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こんばんは。今日も楽しく飲んでますか?常連客のおっさんです。
政府が給付型奨学金の導入を見送ったという報道がされました。
今回は奨学金問題について考察します。
奨学金とは
給付型奨学金の導入が問題になっているのは「日本学生支援機構」の奨学金についてです。
高校生以上の学生での利用者が2.6人に1人というくらい多くの学生が利用している奨学金です。
「日本学生支援機構」の他にも奨学金はありますが、ここでは奨学金といえば「日本学生支援機構」のことについて話しています。
海外留学に関しては「給付型」の奨学金を導入しているようですが、国内での学業に関しては「貸与型」要するに借金のみの制度になっています。
貰った奨学金を返済しない人増加って今更?
ちなみに私も奨学金を貰っていました。
私が奨学金を貰っていた頃には既に返済を滞納する人間がいるという話がありました。
この問題は今に始まった話ではありません。
なぜ今取り沙汰されているかと言えば、滞納者の増加が見過ごせなくなったからでしょう。
■不景気で卒業後に仕事に就けない。
■給料が安くて払えない。
■病気などで返済能力がない。
理由としてはこのくらいでしょうか。
3つ目にあげた病気等の理由で経済活動が不可能になってしまったというのはどうにも仕様のない話です。
他2つは理由にならないでしょう。
仕事がない仕事がないと言ったって、求人は山ほどあります。
選り好みする気持ちはわかります。
しかし、それで借りたものを返さないというのはお話にならないですね。
考えが甘いです。
偉そうに言うのは、私も奨学金の返済を行っているからです。
非正規で安い仕事をしていますが返済を滞納したことは一度もありません。
親が奨学金に手を付ける例もある
ここまで来るとかえってコメントに窮しますね。
学生さんに同情します。
子は親を選べないとはよく言ったものですが、嘆いても状況は良くなりません。
そんな親元からはさっさと離れて、自分で生計を立てながら学業に挑むしかないのではないでしょうか。
経済的徴兵ってなんだ?
経済的徴兵、一部マスコミの報道にこんな言葉の記載がありました。
奨学金や学費の支払いに困窮した人が防衛大や防衛医科大、自衛隊に入隊することをそう呼んでいるようです。
徴兵なんて言葉を使っている時点で実に恣意的です。
続く言葉は「若者を戦場に送るな」でしょうか。
一般社会人だって経済的徴兵みたいなものです。
撃ったり撃たれたりということはもちろんありませんが、ストレスで鬱になったり過労死なんてのもあったりと心身を代償にして対価を得ていることは同じです。
こういった問題に対するマスコミなどのレッテル貼りには辟易しますね。
いい大人が印象操作で自分の意見を有利に運ぼうとするのは卑怯と言わざるをえません。
持論に自信がない、正当性がないと自認しているから印象操作で人を扇動しようとしているのにまず間違いはないでしょう。
話が大分横道にそれてしまいましたが、経済的な問題を理由に自衛官の道に進むことに私は問題を感じません。
防衛大に入れる頭があるのなら、他の大学へ進学後の在学中にアルバイトなどで学費をすべては無理としてもある程度は補填する能力くらいあるはずです。
そもそも高校大学は義務教育ではない。
もちろんその後の就職などは高卒大卒よりも不利になるでしょう。
となれば進学してバイトなどで努力するしかない。
私は私立大学に通っていましたがバイトですべての学費を支払っている友人がいました。
後はやるかやらないか本人次第です。
給付型奨学金は必要か
不要か必要かという議論であれば、必要と答えます。
上でバイトとかで賄えば良いとは言いましたが、給付金で進学できる人が増えるのは悪いことではないと思います。
より高等教育を受けた人が将来日本の発展に寄与で来るのであれば、給付は必要と思います。
しかし、現状の日本は誰もが理解しているように政府自体が莫大な借金を抱えています。
財政に余裕がないのです。
経済的な理由は対象の学生自信ではなく概ね親に問題があるのです。
親の怠慢(それ以外の理由もあるとは思いますが)を借金に喘ぐ日本が肩代わりすることに一納税者であり一返済者として大いに疑問と不満を感じます。
奨学金問題をどうするか
条件付きで給付型奨学金を導入するのが良いと思います。
入学後に毎年の成績で免除するか否かを査定すればいんじゃないでしょうか。
学生も一所懸命勉強に励むようになるでしょう。
お金を貰うというのはそういうことです。
社会に出ればなおさらお金を稼ぐには努力や実績を対価として見せる必要があります。
それと同じことですね。
誰も彼もに給付ができる国力がないのであれば、結果を出せる人間を優遇するのは当然だと考えます。
まとめ
・奨学金はそもそも借金である
・給付型奨学金の導入には日本の財政問題クリアが必要
・お金をどぶに捨てることにならないためにも条件付きの給付にすべき
才能のある、見込みのある学生に「給付型」を支給することには大賛成です。
しかし、お金は努力の成果として得られるものです。
これまでの奨学生は多くの人が不況下であっても返済してきたのですから、妙なヒューマニズムとやらで支給する財源の確保もできないのに敷居を低くする真似は避けてもらいたいものです。