
こんばんは。今日も楽しく飲んでますか?常連客のおっさんです。
選挙後の得票数って気にしたことありますか?
このブログで選挙の話題を記事にするまで選挙結果は気にしても、候補者各位の得票数まで気にしたことはありませんでした。
私と同じように得票数までは気にしないよって人が大半なんじゃないかと思います。
我々一有権者が気にするのは誰が受かって誰が落ちたか程度ですからね。
しかし、得票数も気にするようになると色々気づきがあったりします。
自分の住んでいる場所の有権者の人数とか、投票に行った人数が何人かとか。
報道などで伝わるのはせいぜい投票率が何パーセントで前回よりも多いとか少ないとかそんな程度。
選挙の規模にもよりますが、詳しく見るとほんの二、三百人の得票で受かったりもしてなかなか面白いです。
話がちょっと逸れましたが、今回はその気づきの中で一番疑問に思ったお話です。
それは「得票数」には「小数点」が存在するということです。
得票数の小数点とはなんぞや?
得票数の小数点というのは候補者「名無し権兵衛」さんの得票数が「1492.333」などという選挙結果になる場合のことです。
どんな選挙であれ投票する有権者が持っている票数は一人一票です。
老若男女、所得の高低などなどに関係なく一人一票です。
改めて確認するまでもなく当然ですね。
では、なぜ少数点が発生するのでしょうか。
答えは「投票内容に判別がつかない場合、一票を按分するため」です。
投票内容に判別がつかない場合とはどんなことかと言うと、「投票用紙に書かれた内容だけでは複数の政党や候補者が該当しそうな場合」のことを言います。
ちなみにこういった票のことを「按分票」といいます。
公職選挙法で定められています。
具体例を挙げると、候補者「名無し権兵衛」さんと「名無し太郎」さんがいたとします。
投票時に、有権者が「名無し」とだけ記述して投票すると「権兵衛」さんなのか「太郎」さんなのかどちらの「名無し」さんのことなのか書いた本人以外はわかりません。
そこでこの票は二人の候補者で分けられ(按分され)てそれぞれ「0.5」票が加算されるわけですね。
按分票が生じる原因は有権者が他者が見ても分かるように投票をしなかったためです。
まとめ
投票用紙にはフルネームなど誰が見てもわかるように記載しましょう。
地方選挙などを見ていると、地域でメジャーな苗字が複数人立候補していることがしばしばあります。
そういった場合の選挙結果は小数点が生じていることが多いです。
ちょっと名前を書くだけなので面倒くさがらずにわかるように書きましょう。
この小数点の差で当選、落選の明暗が分かれることも少なからずあるそうです。
自分の票が判別がつかないために、受かって欲しかった候補者が落ちるなんてこともあり得るというわけですね。