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移民・難民を受け入れたドイツ
2011年に勃発したシリア内戦を受けて2015年にドイツのメルケル首相が難民の大量受け入れを表明しました。
列を成してドイツを目指す難民の姿は、記憶に新しいところ。
このグローバリズムの名のもとに難民受け入れを行ったドイツの姿を見てみましょう。
移民・難民を受け入れで喜ぶのは?
移民・難民受入れを喜ぶのは当の移民・難民は当然として、他には経済界であると言われています。
その理由は至極簡単で、移民・難民は原住民であるドイツ人よりも低賃金で雇うことができるからです。
移民・難民の大半は祖国にいることができない人々。
その日の生活も苦しい人々ですから、職を選ぶ余裕もない。
所謂3Kと呼ばれる現地の人々がやりたがらない仕事や企業の下請けなどは低賃金で雇った移民・難民で賄われていると言われています。
日本なんかは企業のトップなどを除けば「全国民奴隷労働者社会」なわけですが、ドイツは移民・難民と言う合法的な「奴隷」を使っているわけです。
ちなみに日本の経団連が移民推進に前向きなのはドイツと同じように合法的に「奴隷」を手に入れることが目的ですね。
犯罪の増加 移民・難民の犯罪件数がハンパない
移民・難民と枕詞がつけば次に来るのは「犯罪」です。
ニュースなどでも騒がれるようにドイツの犯罪件数はうなぎ上りに上昇しています。
ドイツ連邦刑事局(BKA)の発表によると、2016年第1・四半期に同国で発生した移民による犯罪(未遂を含む)は約6万9000件に上ったことがわかった。
~中略~
犯罪の内訳は、29.2%が窃盗、28.3%が財産犯または文書などの偽造、23%が身体への危害、強盗、違法監禁などだった。麻薬関連の犯罪は6.6%、性的犯罪は1.1%を占めた。
~中略~
多いですね。
日本で言う刑法犯(窃盗、傷害、強盗、監禁、性的犯罪)が全体の約半数である53.3%。
ざっくり計算すると3万6777件。
このデータは3か月間で発生した件数なので、90日で割ってあげると窃盗、傷害、強盗、監禁、性的犯罪が1日408件発生している計算になります。
ちなみに2017年の日本での外国人による犯罪(窃盗、傷害、強盗、監禁、性的犯罪)件数は「1万6017件」です。
2.3倍程度の差?違う違う、日本は1年間での件数で、ドイツは3か月間での件数です。
ドイツの発生件数を1年間と考えるために4倍するとその件数は14万7108件になり、日本の約9倍になります。
今現在でも日夜外国人の犯罪がニュースで流れている日本ですが、これが9倍になるわけです。
報道するかどうかはわかりませんけど。
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犯罪の増加 移民・難民が起こすだけじゃない
上では移民・難民が起こした犯罪件数について言及しましたが、現地人(ドイツ人)が起こす犯罪もあります。
ここで言う現地人の犯罪とは、現地人が移民・難民を対象にして起こした「襲撃事件」のことです。
(CNN) 中東での紛争などを受けて多くの難民が欧州を目指すなか、ドイツの内務省は28日までに、2016年に国内で発生した難民に対する襲撃事件が3500件超だったと明らかにした。
難民個人に対する襲撃は2545件。収容施設などが狙われたのは988件だった。420件余りが身体への攻撃。放火や物品の損害が約750件。侮辱やヘイトスピーチなど言葉による攻撃は約1380件。
1年間で3500件の襲撃事件。
侮辱やヘイトスピーチなんかも襲撃に換算しているのはちょっとおかしいんじゃないかと思いますけど。
侮辱やヘイトスピーチを除くと2100件に及ぶ襲撃事件が発生しています。
施設の襲撃や、傷害、放火などと記述があるのでなかなかに剣呑な事件です。
しかし、この襲撃事件も過剰な移民・難民の受け入れがなければ発生しなかったわけです。
難民反対に動くドイツ
新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が議席を獲得するなど、難民受け入れ反対に同調する流れがドイツ国内に生まれているようです。
メルケル首相が所属する「キリスト教民主同盟」は逆に支持率を落とし退潮の兆しもあるとか。
月並みな話ですが、ドイツと言えば「ナチス」と「ヒトラー」。
現状のドイツ国民が圧迫される状況で第2の「ナチス」または「ヒトラー」が生まれるのはもう確定事項なんじゃないでしょうか。
まとめと個人的な意見
ここまで見てわかることは「ドイツは一部経済的な恩恵を受ける代わりに、治安という大きな代償を払っている」ということです。
海外のニュースを見ていて感じる治安の悪化も現実の数値としてしっかり現れています。
同じEUを見てみれば移民・難民を多く受け入れているフランスなども移民・難民を排除する政党が勢力を伸張するなど国際的に「反グローバリズム」的な潮流が生まれ始めています。
イギリスも移民・難民を嫌ってEU脱退を決めたわけですから、「反グローバリズム」こそが主流になると考えて間違いないとすら思えます。
こんな記事を書いている筆者は当然移民・難民大反対。
グローバリズムが失敗であったのは明白です。
人類は古来から大なり小なり血を流しながら、「所属する人間が価値観を共有できるコミュニティ」を作り上げ収斂することで安定と繁栄をもたらして来ました。
しかし、グローバリズムは住み分けされたコミュニティに「異質な価値観」を大量に投入したわけです。
軋轢が生まれるのは当然です。
こんな目前にグローバリズムの失敗例を目にしながらも日本は移民受け入れを推進しています。
数年、数十年後には今の欧州と同じことになっているんでしょうね。あーあ。