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こんばんは。今日も楽しく飲んでますか?常連客のおっさんです。
スティーブ・バノンてどんな人?
名前:スティーブン・ケビン・バノン(Stephen Kevin “Steve” Bannon)、
生年月日:1953年11月27日(63歳/2017年時点)
出身:バージニア州ノーフォーク
学歴:バージニア工科大学卒業、ジョージタウン大学 安全保障論修士、ハーバード・ビジネス・スクール経営学修士(優等)
肩書:インターネット・メディア「ブライトバート・ニュースの前会長」、アメリカ合衆国首席戦略官、大統領上級顧問、国家安全保障会議常任メンバー
大統領選挙からトランプ氏の選挙活動を統括する最高責任者として起用され、一躍日本でも有名人になった人物。
マスコミの日々のニュースでは「差別主義者」「影の大統領」「トランプ政権の黒幕」「大統領の右腕」「宣伝相ゲッペルス」など、中傷を中心とした記事ばかり。
昨今のマスコミの動向からすると、偏り過ぎな報道なんじゃないの?という印象をお持ちの方も多いはず。
しかし、毎日の報道で「バノン=悪」というイメージの刷り込みも随分浸透しているんじゃないでしょうか。
またしてもマスコミの印象操作に踊らされるのか?
そんなのは御免です。バノン氏が「善」にしろ「悪」にしろ客観的な事実から自分で判断しようじゃないですか。
1.バージニア州ノーフォークの民主党一家に生まれた
生家は「ブルーカラー」「アイルランド系」「カトリック」「ケネディ支持派」というガチガチな民主党一家。
しかし、成長したバノン氏は、民主党クリントン政権を攻撃するようになります。
曰く「民主党カーター大統領が悪いことをしていることを目の当たりにし、共和党レーガン大統領の支持者になった」とのこと。
ちなみにカーター大統領は歴代大統領で1,2を争う最悪な大統領と言われています。
トランプ大統領の目指す姿はレーガン大統領のような「強いアメリカ」にあるように見えますから、その辺でトランプ・バノンの意気が合うところがあるのかもしれません。
2.家庭内暴力で訴えられたことがある
1996年に妻に家庭内暴力を振るい告訴されています。
この裁判は原告であるバノン氏の元妻が裁判所に出廷せず、またバノン氏本人が「無罪」を訴えたために、告訴は取り下げられています。
「元妻が出廷しなかったのはバノン氏が脅迫したため」という話がニューヨーク・タイムズ紙に掲載されています。
しかし、ニューヨーク・タイムズ紙と言えば「反トランプ」の急先鋒。
どこまで本当かはちょっと謎。事実とすればバノン氏が反社会的人物という証拠になりますね。
ちなみに、この元妻の口からバノン氏が「反ユダヤ」「女性蔑視」等の発言がなされています。
3.アメリカ海軍経験あり
バノンは海軍の将校を務め、太平洋艦隊の水上戦将校としてUSSポール・F・フォスター駆逐艦に乗艦した。またアメリカ本土ではペンタゴンの海軍作戦部長の特別補佐官として勤務した。
海軍勤務期間は4年間。
なおバノン氏の娘は彼の後を追ってウェストポイント陸軍士官学校に入学し、第101空挺部隊の中尉として勤務しています。
大学に入ったのに軍隊に入隊したということは、「愛国心」のあらわれでしょうか。
娘も入隊しているので愛国心は強そうですね。
4.保守系メディア「ブライトバート・ニュース・ネットワーク」の前会長
ブライトバート・ニュース・ネットワークは、「親イスラエル的なニュースサイト」を目指し設立されたオンラインニュースサイト。
バノン氏は2代目の会長。
アメリカではいわゆる「オルタナ右翼」と呼ばれる層のメディアであると認識されているようです。
攻撃的な見出しを活用することで知られ、女性蔑視、反イスラム教徒、反移民といった白人至上主義的な面が強いことを指摘されています。
KKKなどの白人至上主義集団から称賛されるサイトでもあるようです。
大統領選挙ではヒラリー・クリントン批判を展開し、トランプ陣営の援護射撃を行っていましたが、「トランプ陣営との金銭的な繋がり」については否定しています。
※オルタナ右翼…インターネットから生まれた右派層の活動や運動のこと。俗な言い方をすると「ネット右翼」。
5.政治家の汚職を調査する非営利団体の創設者
政治家の汚職を調査し「ニューズウィーク」「ABCニュース」などの主流メディアにその調査結果を提供する非営利団体「Government Accountability Institute(GAO)」を創設した会長でもあります。
同研究所のピーター・シュバイツァー社長は、選挙戦の前である2015年5月に「Clinton Cash(クリントンキャッシュ)」というクリントン財団の汚職に関する本を出版し、全米でベストセラーになっています。
選挙戦前とはいえ、ヒラリーが民主党候補になるのは明らかだったので狙い撃ちにしたのは間違いなさそう。
しかし、当時トランプ氏は共和党の泡沫候補者だったはずなので、「トランプ氏の援護」というより「共和党の援護」または「売れそうなタイミングでの出版」程度の意味合いが強そうな気がします。
6.投資銀行ゴールドマン・サックスでの勤務経験あり
海軍除隊後、ジョージタウン大学で国家安全保障研究の修士号取得、ハーバード・ビジネススクールに進み、ゴールドマン・サックスのニューヨーク事務所で投資業務に就職。
ゴールドマン・サックスと言えば世界最大級の投資銀行。
その後1990年に同銀行を退職、「Bannon&Co.」というメディアに特化した投資銀行を立ち上げましたが、銀行は既に買収されバノン氏と関わりがなくなっています。
まとめ
・「反民主党」主義者
・「白人至上主義」で「女性蔑視」の気がある
・社会の様々な部署で要職を務める知性と行動力を持っている
客観的な事実からわかる明らかな人物像としてはこんな感じでしょうか。
これだけ見ると怪しげな部分もありますが「頭は良いが、典型的なアメリカの田舎親父」みたいな印象を受けましたが、みなさんはいかがでしょうか。
政界素人のトランプ大統領とバノン氏のコンビがどうなるのかまだまだ見物ですね。